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連続スリーパット 2

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2011年 01月 08日

燕 鎚起銅器 玉川堂 見学

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昨日の午後は三条市から燕市へ移動。
年末、妻からのプレゼントの玉川堂 ビールカップから、突如として燕の鎚起銅器の玉川堂さんに興味が湧き、製作現場が見学できることをネットで知り、アポ無しで玉川堂さんへおじゃましました。
突然の来訪者にも玉川堂の営業担当のTさんは笑顔で迎えていただき、その上製作現場での丁寧な説明はとても良かったです。
これまで銅の塊を伸ばして作るのが鎚起銅器と思っていましたが逆でした。。。画像のとおり板を一旦伸ばして形を作り、そこからまた縮めるのが鎚起銅器でした。
また、昭和23年に両親たちが父の同僚の皆さんからいただいた茶托5枚を綺麗にしていただき感謝、感謝です。それにその茶托が5代目時代のものと分ったことは収穫でした。(5代目は戦後の玉川堂復活の立役者のようです)

実際の作業所の画像もありましたが、これから新たに発表される作品もあり載せることはできませんでしたが、古い時代を感じる作業所で、高い三角状?の天井(金槌の音を反響させない為)数多いガラス窓(作業所を自然光で明るくする為)に先人たちの工夫を感じました。

色付けの作業の一部を実際見せていただきましたが、まさに長きに渡る試行錯誤での化学反応の結果が玉川堂の色付けであると分りました。
画像の男性は内部に錫をコーティングを施していましたが、均一性を求めらられる作業で見た目以上に難しく熟練が必要だそうです。
女性は「とのこ」で水玉模様を付けていましたが、そうすることにより、その部分は薬液に付けても色が変わらないそうです。

見学後、人間国宝の玉川宣夫さんの作品(下2枚の画像)を見せていただきました。
銅だけでなく他の素材を何回も重ね合わせた木目金(もくめがね)の素晴らしい紋様が特徴的で「美」そのもの。
木目金はタッドモア、キャメロン等のダマスカスパターの素材に通じるものを感じましたが、木目金の緻密な模様はケタ違いの感ありでした。

帰りに折角の玉川堂訪問記念としてロックカップを購入。
いろいろな柄のロックカップを見せていただきましたが、どれも良くさんざん迷って、色付け作業所で水玉模様を実際に行っていたので「水玉」にしました。(値段的には桜、トンボ、ウサギの彫金を施したものは少し値段が高いですが、もうひと手間ふた手間かけた割にはリーズナブル)

そして、キャディバックに付けるネームプレートもサイズ、デザイン等の指示があれば作ってくださることが分りました。(じっくり考えてオンリーワンのものをお願いしたいと思います)

今日もネットで玉川堂さんに関する情報を見ていましたが、7代目の玉川基行(たまがわ・もとゆき)さんが玉川堂の歴史や新たな活動についてお話しているHPがありましたので興味のある方は訪れてはいかがでしょう。
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また、昨年末、燕市産業史料館で人間国宝 玉川宣夫金工展が開催された動画がYou Tubeでご覧いただけます。


※玉川堂を後にした私たち夫婦は、この後EPONへ!!(玉川堂さんから近いのです)

by simatao55 | 2011-01-08 17:42 | 玉川堂 | Comments(0)


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